「虐殺器官」読んだ

ずーっと読みたいと思いながら大事にしすぎてたけど、やっと読了。
Metal gearっぽい作品だという認識はあったけど、かなりですね。
ミリタリー要素でニヤリとするかもですが、それよりもここで語られる近未来が現実に起こり得そうというのも含めてSFとしてもニヤリとしてしまうし、ミステリとしてもニヤリとしてしまうかもです。
僕もなるべく言葉には気をつけながら話そうと思ってるけど、この作品で語られる言葉はもっと重要に扱われてる。
ネタバレを避けつつというのがなかなか難しい。
テンポよく読めて、しっかりとしたエンタメ作品としてオススメです!

「17歳のための世界と日本の見方」読んだ。

 これはオススメの本ないですか?って聞いて教えてもらった本なんですが、かなり前に教えてもらったのに今やった読んだという。
 第1講の7メートルの境界線に出てきた、ストリートパフォーマーかと思った話は、自分も経験した事がある。
第1講ではいろいろな人がいろいろなところに親しみやすい部分があると思う。
その親しみやすい所から、情報、関係、意味、そして編集へと歴史、宗教、海外、日本などを辿りながら進んでいく過程がどんどん繋がって行く感覚が気持ちいい。
あらゆる事に"編集"がどのように作用しているのかという視点は、それまで見ていたもの見方がかなり変わる。
ただ単に表から裏からではなくどう読むかちょっと考えさせられますね。
17歳に限らず何歳からでも読んでおいていいと思います!オススメ!

「ウルフ・オブ・ウォールストリート」観た!

 これが実際の話をもとにって。事実は小説より奇なり。
 ここまで欲望のままに生きてみたいと思った事は何回もある。実力があったから、欲望を膨らませていって実行していけたんだろうけど、実力がなければ欲望を満たす事って出来ない。
 自分でも満たせる欲望っていうのはあって、それに正直に生きていたら破綻してしまうのだろうか。たぶん、ジョーダンみたいなやつはたくさんいるだろう。破綻しなかったやつもいるだろう。
 破綻する人としない人の差は欲望に対する差なんだろうか。それも実力のうちなんだろうか。
 僕はこれを見て破綻しないほうにいって欲しいと思いながら見ていた。自分の中の欲望を満たしていく方に舵をきるための成功例か欲しかったのかもしれない。欲望を追求していけば、いつか膨らみすぎた風船が破裂するみたいに弾けるかもしれないと思っているからだろう。それを回避しつつ、自分の欲望を満たしていけないのだろうか。
 この映画では人を騙して、自分を満たしていったのが不味かった?人に不利益を与える欲望だから破綻してしまったのか!?人に有益なら破綻しないかといえばそうとも言えない気がする。誰かの利益は誰かの不利益になっていると考えられるからだ。
 僕が満たしたい欲望も人に利益と不利益を。そして、快感と不快感を与える事になるのだろう。もう少し考えたいです。
 大まかな流れでいえば、どこかで見たようなありきたり?なストーリーかもしれないけど、見る人によっては何か突き動かされる衝動を得るかもしれない映画です。オススメ!

「Fuzoku実践入門」読んだ

風俗って行った事が無かったのと、表紙のせいかネットで話題になってたので読んでみた。 これ読んで実際に利用するかといえば、しないだろうけど面白かった。 性感マッサージって抜きない場合もあるんだ!とか知らない事が。初心者にはソープが一番良さそうだね。そりゃ北方謙三さんもソープ行けって言うわ。 風俗行ってみたいけど、どんなのあるのか分からない、怖いっていうのはあると思うので、そういう人は読んでおいて損はないと思う!

「七帝柔道記」読んだ。

 最初読んでいて、アレ?読んだことある?と思ったのだけど、たぶん秘伝買ってた時に読んでたんだなと。
 格闘家の中井佑樹さんが昔北大で高専柔道ってのをやっていて、自分のスタイルの核になってる話を聞いた事があって、格通のインタビューで井上靖さんの「北の海」の話が出てきて買って読んだ。
 高専柔道ってのは練習量が全て。もともと寝技は立ち技と比べてラッキーが少ない。立ち技なら、偶然手を出した時に相手に当たってKOがあるかもだけど、寝技でのラッキーはほとんど起こり得ない。
なので、格下が格上に勝つ可能性がほとんどない。ならば、練習に練習して、自分の実力をあげていくしかない。
 それが、4年間という期間が限定されてる事もあり、地獄のような練習量を必要とされる。
 作中で、4年生が他大学の人達がOBが口々に辞めるなよと言う。皆、地獄のような練習していくうちに人間的に変わっていくようだ。とても魅力的な人に。
 若さとガムシャラさが極まった時にその魅力が最大限発揮されてる気がする。
 これを羨ましく思いつつも、自分がこの環境にいたら耐えられないだろうとも思ってしまう。
 選ばれし者の恍惚と不安我にあり。
オススメです!

日垣隆さんの「折れそうな心の鍛え方」読んだ。

 心のほうは今なんともないのてすが、体の方に大きな怪我してしまったので、本読むキッカケに読みました。
 とりあえず書く。イロイロな本ででも言われていると思いますが、書いてみることによって見えてくるものもあります。
 それで今回何が一番不安なのか、それをどうしたらいいのか整理できました。
 それでこの本を読んでもう一つよかったのが、知ってる項目は飛ばしていいと沢山本読む人が推奨してたりするのですが、日垣さんの本はなんとなく同じ事書いてあらので、かなりサクッと読めるのがいいですね。
 それとは関係ないのですが、失敗したら取り戻せるのがいい社会なんだと思うのですよ。ウツになってしまっても社会復帰できる環境を整えるのも大切なんじゃないかなと。
 僕の今回の怪我もしっかりと治して、復帰できたらと思います。

「まぐれ 投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」読んだ。

 これはヤバイです。最近読んだ本の中ででもかなり影響受けました。
 データ等があって、そこから自分なりの読みをいれて当たってもそれってまぐれなんじゃないの?と。
 予想が的中した人はオレの実力だ!外れたら運が悪かったと判断してしまうけど、本当実力なの?まぐれじゃないの?
 ランダム性を取り扱えばそんな事はたまたまで運が良かっただけだと。
 この本で面白かったのは、作者が意図的に目次をわかりにくくさせている。大抵の本は目次を読めばなんとなく、内容見えてくるけど、この本は目次ながめてもさっぱりなところがたくさんある。
 目次と関連してくるのだが、最近は本のメモを書かなかった。今までは気になった部分を要約してメモしていたのだが、時間がかかるのと思ったよりも頭に入ってないんじゃないだろうかという疑問があったからだ。
 実際にこの本はメモを取らずに読んだのだけど、やっぱりメモの効果は高いのかもしれない。
 本の内容が目次から読み取れないので、内容を思い出すのに、実際にページをめくる感じになってしまった。この本のスタイルが特殊なのかもしれないが、メモがあったらもう少し内容を深く理解していたのかもしれない。
 もう1回は読むと思うので、その時はメモを取りながら読んでみて、比較してみようかと。
この本はオススメです!