「ゲンロン0」読んだ。

東さんの過去の作品の延長線上にある作品だなと思いました。観光という概念はグローバリズムの否定にあるのではなく、観光からグローバリズムを見る。観光客とは動物的な存在である。今までの政治思想は動物的な存在を排除してつくられてきた。人間の動物性…

「全てはどのように終わるか あなたの死から宇宙の最後まで」読んだ。

色々なものの終わりを描いた本です。人の個体の死であったり、人類全体、地球の生物、太陽、銀河、宇宙などとスケールが大きくなっていきます。太陽から宇宙は僕にはなかなか難しかったです。第12章はマトリクスの世界観が出てくるなど、ノンフィクションぽ…

「大丈夫 がんばっているんだから」読んだ。

作者本人の半生を描いてる。大変な思いをしてきてのだろうけど、僕には響かなかった。が、本人の努力などには素直に感服することもたくさんある。この本に励まされる人もいると思うので、心が寂しい時には読んでみるのもアリかもです。

「勉強の哲学 来るべきバカのために」読んだ。

勉強することは変身である。今までのノリから勉強することで別のノリへ。そのノリが浮くようなキモい語りになる。自分の実感に引きつけないで読む、僕が難しい本を読みたいと思うのもこれがあるからなんですよね。ちょっと難しいところもあるかもしれないで…

「NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法」読んだ。

僕は最近傷ついてた。ここに書いてる方法まだ実践してないけど、有効そうだ。重たい心の傷は癒せないかもしれないけど、重くなりそうなかすり傷などはここに書いてる方法で癒せるのかもしれない。知ってるのと知らないのでは大きな差がある。何かあった時に…

岡田斗司夫「遺言」読んだ。

これでもかと作者の自慢話続くけど、まあ面白いです。真実はどこにあるのか分からないけど、歴史の一側面として読むのはありかなと思います。

「哲学の自然」読んだ。

脱原発を哲学における自然のから考える。ただ単純に脱原発すればいいよねって内容ではなく、脱原発した後どうしたらいいのか?と問いかけられる。すぐに原発なくせという単純な議論じゃないのもいいと思います。原発について考えされられるいい本だと思いま…

「銃・病原菌・鉄 下巻」読んだ。

ニューギニア人のヤリの「あなたがた白人は、たくさんのものを発達させてニューギニアに持ち込んだが、私たちニューギニア人には自分たちのものといえるものがほとんどない。それはなぜだろうか?」という疑問から1万3000年に渡る歴史を俯瞰して、問いかけに…

「オタ中国人の憂鬱」読んだ。

基本的に中国の掲示板からの超えを拾って、中国人の人はこんな風にみてますよって。もう少し批評的なの期待してたので少しは物足りなかったです。

「無菌室ふたりぽっち」読んだ。

白血病にかかった2人の物語です。直接にはそんなに関係のない2人ですが、それぞれの白血病の闘いに、治療にビビりました。1人は生き残り1人は亡くなってます。僕の知合いも白血病で亡くなってるので人ごとじゃなく治療の様子などもリアルに感じました。

「文化系トークラジオLifeのやり方」読んだ。

最近はLife全然聞いてなかったな。第2章のLifeリミックス実況中継読んだら、やっぱりLife聴きたくなった。けど、長いんだよなぁ…長いけど聞き始めたら止まらないんだよな。

「東浩紀対談集 震災ニッポンはどこへいく」読んだ。

対談の全てが、東日本大震災をテーマにしたわけではないが、通底として存在している。内容も一つ一つが濃いのに対談集なので、読みやすかったのですが、第3章の國分功一郎さんとのところで、自分の実力が足りなくて読解追いつかなかったのが悔しいです。少し…

「絶望の時代」の希望の恋愛学」読んだ。

僕は重要なスピーチで宮台真司引用したのに、その意味を見失っていた… そのせいで失敗してしまったのだ。第2部4章がバシバシと自分に刺さってきた。どこかで「物格化」してしまっていたのかもしれない。 自分に自信もなくしていた。 余裕もゆとりも消え去っ…

「いま世界の哲学者が考えていること」読んだ。

ITにバイオテクノロジーから宗教に環境問題などポストモダン以降の哲学者が何を考えているのか抽象的なところから具体的なところに落とし込みながら、紹介してる本です。なかなか示唆に富んでいて面白かったです。いろいろと考えるきっかけ得るのには最適か…

「ニートの歩き方」読んだ。

phaさんのブログはけっこう前から読んでいて、この本も発売してすぐに買ったのに積んでた。なんとなく今あまり働きたくないなって気持ちが強かったので、読んでみた。僕にはたぶんシェアハウスに住むのは性格的に難しいだろう。ニートみたいにダラダラと過ご…

「ニコニコ哲学」読んだ。

Cakesでの川上量生さんのインタビュー集だ。ニコニコの集団退社とか就活のところとかこんなに話しして大丈夫なんだろうか!?ってくらい突っ込んだインタビュー集でした。昔はニコニコけっこうチェックしてたりもしたのですが、最近は全くしてなかったです。…

「絶望読書 苦悩の時期、私を救った本」読んだ。

僕は最近深い絶望に陥った。未だに立ち直れていないけど…そんな時にたまたまネットでこの本の書評を見て買ってみた。絶望してるときはすぐに立ち直ろうとするより、絶望に浸りながら少しづつ良くなっていけばいいと。それでホントに少しだけ心が軽くなりまし…

「銃・病原菌・鉄 1万3000年にわたる人類史の謎 上巻」読んだ。

アメリカ大陸の先住民はなぜ、旧大陸の住民に征服されたのか。なぜ、その逆は起こらなかったのか?農業であったり、家畜化など紐解きながら展開して行きます。ジャレド・ダイアモンドの視点に疑問もあるけど、"新たな視点"得れると思うので。早く下巻も読ま…

「珍獣の医学」読んだ。

犬猫だけじょなくて、様々な珍獣(エキゾチック・ペット)も扱う獣医師さんの本です。犬や猫はある程度の治療法であったり、道具、薬などが確立されてはいるけど、エキゾチック・ペットとにはそれがないので、色々な方法で対処していく。本当に大変な仕事だと…

「ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか? 下巻」読んだ。

物事を判断する時にこの本に出てくる概念でシステム1とシステム2がある。システム1は直感や感情を素早く努力なしに決定して、システム2は熟慮とシステム1の判断や決定を監視して必要とあらば修正を加える役割を担ってる。それなら、システム2に任せたらいい…

「会田誠の美しすぎる少女の乳房はなぜ大理石でできていないのか」読んだ。

会田誠さんエッセイ集です。会田誠さんの作品は少ししか見たことなかったのですが、このエッセイ読んで少しでも作品理解できるかなと思い読んでみました。けっこう親近感わきました。単純に面白かったです。

「18歳のビックバン 見えない障害を抱えて生きるということ」読んだ。

作者は18歳の時に倒れてそれから目には見えない障害「高次脳機能障害」を抱える事になる。 最初は障害があるとも分からなかったみたいで、なかなか大変だったみたいだ。僕たちは一応健常者として生きているけど、障害まで行かなくても目に見えない苦悩を抱え…

「超情報化社会におけるサバイバル術 「いいひと」戦略」読んだ。

たしかに"いいひと"であることは強みかもしれないけど、そこに到達するには相当のスキルが要求される気がする。誰にでも簡単にできることではない。本書でも武道のようにそこは磨いていかないといけないと書いてあるし。 基本"いいひと"で損をすることはない…

「選択の科学」読んだ

僕は最近人生でも重要な選択を迫られた。 その結果には満足するどころか、後悔しかないけど、選択するしかなかった。 帯の裏面のスーパーで品揃えを豊富にすると、売り上げは逆に下がるというように、選択肢は多ければ多いほどいいわけでもない。 わが子の延…

「シダの扉 めくるめく葉めくりの世界」読んだ

ザンネンながら、読み終わってもシダの扉はくぐることにはならなさそうですけど、全く知らない世界の事読めたのはよかった。自分の知らない世界読んでアタマ痛くなるのオススメです。

「嫉妬の力で世界は動く」読んだ

誰でも嫉妬せずにはいられないものがあるはずだ。僕にももちろんある。あるけど、最終章の嫉妬に対する唯一の武器ははかなり役に立つ。嫉妬の形も一つではないかもしれないけど、対する手段は意外と単純だ。最終章だけでも読んでおいて損はないかなとオスス…

「ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか」上巻 読んだ。

これは恐ろしい本です。人が何でもいいので判断するときにどのように意思決定がなされてるか。それを解き明かしてます。バイアスにかかってるのは知ってたけど、これほどまでにとは思ってませんでした。この本に書かれてる事うまくやれば人を操ることもでき…

「語りえぬものを語る」読んだ

ウィトゲンシュタインの論理哲学論考の「語りえぬものについては沈黙せねばならない」へのカウンターかと思ったけどそうでもないのかな。ちゃんと最後に「語りえぬものを語る」の意味も理解できたし、なかなか読みやすかった。作者本人があえてわかりやすい…

「虐殺器官」読んだ

ずーっと読みたいと思いながら大事にしすぎてたけど、やっと読了。Metal gearっぽい作品だという認識はあったけど、かなりですね。ミリタリー要素でニヤリとするかもですが、それよりもここで語られる近未来が現実に起こり得そうというのも含めてSFとしても…

「17歳のための世界と日本の見方」読んだ。

これはオススメの本ないですか?って聞いて教えてもらった本なんですが、かなり前に教えてもらったのに今やった読んだという。 第1講の7メートルの境界線に出てきた、ストリートパフォーマーかと思った話は、自分も経験した事がある。第1講ではいろいろな人…